[バイオミュータント]ゲームレビュー:評価+感想 期待の裏側[BioMutant Game Review]

 


今回紹介するゲームは「バイオミュータント」です!

動物」を主軸するオープンワールドRPGで、

新規ブランドでありながら注目されます

前評判もいい本作、

正式版はいかなるものでしょう。

総合評価:58 / 100 
            
目次:
・ゲーム概要
・評価点
・不足点
・お勧めできる / できないひと


ゲーム概要&特徴
ストーリー大筋
人類は、核によって滅ぼされました。

代わりに、放射能によって進化した動物

「ミュータント」がこの星の主役になりました。

ですが、人類は滅ぼしたとはいえ、

その後遺症もずっと続いて、

今の世界を破滅する寸前まで迫ってきます

主人公ミュータントは、

この破滅しつず世界を、「救い」をもたらすべく立ち上がりました。


システム概要

本作は典型的な「オープンワールドARPG」です

主人公は「クエスト」を受けてストーリーを進行させ、

その道中探索とサブストーリーをこなす王道タイプ

ストーリー自体もマルチエンディング型式で、

主人公の選択によって変化します。


キャラクリはなんと、初期ステータスによって見た目も変化する

斬新な設定(*´ω`*)

ここは主に初期ステータス値とスキルを影響します。

戦闘は剣と銃とスキルを駆使するアクションです。

パリィと回避もあって、アクション性が高い。

スキルはハクスラみたいなショートカット式

最大4つまで装備できます(少ないね(;´・ω・))

コンボの要素もあって、

ボタンの組み合わせにより技を発動します。

そして、3種の技を命中させると、

「スーパーウン・フー」という強化状態になり

攻撃が全て必殺技に変わる超攻め状態!

無敵ではないですが(;´∀`)

育成も伝統的な配点とスキル習得・・・

が、割とシンプルで、現在「ビルド」の必要はなさそう。

装備のクラフトもありまが、

システム自体特殊な物はありません

素材を集めて作れ!という明白な物ですw

独自のシステムとしては、

汚染エリアと乗り物!

核災害後の世界なので、有害エリアの存在が多く、

それを突破する乗り物も多数用意されます。

なんと、結構序盤ですでにロボットが登場!

しかも乗ったまま戦闘できますw

ちなみに、通常移動の「馬」型も普通にあります。

又、世界に全部6勢力があり、

必ず一つに加担して(変更可能)進む必要があります!

中立なんぞありません!

残念です(´-ω-`)


動物世紀末

事前情報ですでに知ったと思い、

本作の主役は「動物」達です。

でも、決して「繁栄」ではなく、寧ろ人類が残した汚染に苦しまれ

北斗の拳並みの世紀末でも言える程です・・・

ま~そこまで生活苦しんでいないが、

一応滅亡のカウントダウンであることは本当です・・・

滅亡を「阻止」することこそ、

本作最大な目的であります。


オリエンタル&フォールアウト

西洋ゲームですが、全体的にオリエンタル!

建物の様式から服装のファッションなど、

どう見ても中華や日本を中心とする文化発展です。

また、開発も明言しており、

カンフーや武術に大きく影響されます。

ゲーム内では「ウン・フー」と称し

各勢力の指導者もシーフー(師父)を呼ぶ(*´ω`*)

ここまで徹底的にするのは、割と珍しいですね。

又、「動物」という癒し主役に対して、

ストーリーはフォールアウト関連で硬派。

このコントラストも本作の大きい特徴であり、

売りでもあると思います。


二分する選択

本作は選択によるマルチエンディングはありますが、

主に「2分」であり、意外とシンプル

これは善悪ではなく「闇と光」と解釈され、

其々メリットデメリットがあります。

簡単に言えば、闇は力と進化、光は自由と救い、

という感じですね。

又、それを代表する天使と悪魔も登場して漫才するので、

掛け合いも面白いスパイスです|:3ミ



評価点
斬新な設定と表現

概要でも所々紹介しまして、

このゲームの多数斬新な設定、まさに最大なうりでございます。

動物にしてミュータントの世界のオープンワールド、

可愛げのある画面に対しシリアスな世紀末ストーリー

全体の質はともかく、この設定の斬新さ自体

高い評価に値すると思います。

(高い前評判と期待もこの設定のおかけでと思います。)


ロマン全開の乗り物

まさかのロボット!!!!しかも戦えるぜ!!!

ま。。。酸素不足エリア限定ですが、

それでも相当なるインパクト

カスタマイズもできるという・・・(゚Д゚;)

乗り物の枠も多く、他に多数用意されております。

移動だけ用の馬系でも、

複数存在しております。

開発のロマンのはけ口の一つじゃないかなw?


愛嬌( ゚д゚)ハッ!

動物、ですからね!

正直、シリアスなストーリーのために、

開発はある程度可愛さを抑えておりますが・・・

ディテールの外見はともかく、

もふもふ感と動きは本当に愛嬌があり、

敵ですらある程度の親近感(;'∀')

特に友好NPCの行動がかわいい(*ノωノ)



不足点
濃さと深みが足りない

インタビューで元々普通なARPGとして開発し、

途中オープンワールド式に変えたという話があり、

オープンワールドの売りである「濃さ」と「深み」、

あまり足りてないと感じております。

選択はありますが基本2択だけ

サブクエストはありますが殆どが物集め

勢力争いはありますが、

それに纏わる人々の物語がすくない

オープンワールドですが、マップは小さ目

設定背景に反映する存在も少ない。

光った部分もありますが、

オープンワールドの基本として、成立したとは言い難いと思います。


アクションパートの単調化

モーションはカンフー要素を入れて、格好いいですが、

「操作」に難ありと思います。

まず、各武器種のコンボ技、名前とモーションが違う物の、

「発動」は全て共通コマンド

よって、戦法が成立したら、

どんな武器でも同じボタン順で押す作業になります・・・

又、現在プレイしてきた感覚ですが、

「銃」が非常に強く、スキルと近接は全く歯が立たないほど

戦法は必然的に銃を中心となり、

戦術の変化がより狭くなります。

追い打ちのように、回避とパリィはなんと、

「ヒット硬直」をキャンセルできない特性があり

(攻撃が命中したら硬直終了までパリィ回避できない)

華麗に接近戦を持ち込むことができなくなり、

敵の攻撃を待つ必要となります。

より銃中心のプレイに拍車を掛けます・・・


補足:

本作はロックオンできません!

一応クロスヘア付近の敵をある程度自動ロックオンという形式ですが、

乱戦になると、集中攻撃ができません!

特にスナイパーがある集団で苦戦しやすい。

回避パリィの仕様と合わせて、操縦感はあまり良くありません。


翻訳とバグ

日本語版の問題です・・・

翻訳の水準は、もはやグリードフォール以来ですw

吹替もあるのに、なぜこうなった?

(声優指摘しないのOTL?)

重量「軽」が「光」に・・・(Light)


又、英語の声優は結構ノリノリでやってましたが、

日本語の場合はやっぱ棒読み感が強い。

新規ブランドと会社の資金が足りないですねわかります!!!

自分は配信のため日本語字幕つけてますが、

言語に問題ないなら、全部英語にする方がお勧め・・・

そして擬音エフェクトの日本語フォトもださい・・・

そして致命的なバグもあります。

それは〇と✖問題です。

欧米は基本✖が決定なので、

日本語版は〇にするよう調整したそうですが・・・

なんと、調整しきれず故、

一部の主要機能が使えない!!!(装備アップグレード)

主要機能の一つなので、

結構やばいバグだと思います・・・


ナレーションの出番

多すぎてくどいOTL

本作のミュータントたちは「でたらめ語」を使用しますので、

ナレーションは通訳のようにセリフごと説明をします・・・

行動をするときも時々実況します

最初は新鮮だと感じますが、

やっぱ出番が多すぎて、

正直今、鬱陶しいと思います(-ω-;)

ムーンや動物の森みたいに、

字幕だけを入れればよかったのに・・・



お勧めできる人
・動物主人公に惹かれる
・乗り物のロマンを求む
・カンフー映画好き
・特にオープンワールドに対する期待がない

お勧めできない人
・宏大な冒険が欲しい
・多様なアクションとビルドを研究したい
・英語が読めない

レイには問題ないですが、期待され過ぎて失望も大きい一作

(日本語版は翻訳問題あり)

一応、ゲームとしてはさほど悪くないですが、

「オープンワールド」は少々強引すぎました(討鬼伝2なみ)

そして、それに対する期待感も裏目になり、

「残念」な一作になったと思います。

正直、直前紹介した「パスファインダー」の方、

オープンワールドじゃなくても「濃さと深み」は圧勝しています

(複雑すぎるという大問題はありますが(;´∀`))

もし、無理やりオープンワールドせず、

「動物」「放射能」「カンフー」の3点特化したら、

話題性が少し低くても、

傑作になる可能性もあると思います。

そう思うからこそ、より遺憾ですね(´;ω;`)



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