海外では2020年10月で発売しており、
今回は日本語訳を追加して2021/01/28で発売しております。
異色な一作で、それなりに話題になっております。
スタイリッシュゲームという外見ですが、
実はとんでもない罠が隠されています・・・
舞台は文明がほぼ壊滅した未来で、
人類の唯一残った生活圏、
巨大タワー都市「ダーマ・タワー」であります。
主人公は「ゴーストランナー」というサイボーグで、
謎の人物から、タワーの支配者「キーマスター」マーラを倒す使命を承った。
キーマスターは暴虐な支配者ですが、
タワーを上って彼女に近づくにつれて、
この物語の裏にまだ何かあると、
薄々気づき始めます・・・
最初は単純な目的ですが、徐々にその謎の真実を明かす、
というストーリーの構成であります!
本作の進行は、完全ステージ制の一本道であります。
マップには隠しアイテムが少しあるものの、
ルート自体は完全固定であります。
ステージクリア後、自由選択が可能になります。
そしてクリア画面・・・なんと死亡回数も記載しておりますw
ちょっとした意地悪さも感じますね( *´艸`)
戦闘において、基本敵味方問わずすべて「一撃死」なので、
攻撃も「攻撃」だけになります。
逆に、「移動」がかなり多彩になります。
ダッシュを始め、壁走り、スローモーション、ワイヤーアクション、
そして進行につれて習得する特殊技もあります。
これらを利用し、敵の弾幕を括り、ギミックを解除してクリアを目指す。
まさに銘打ちする「パルクール高速アクション」であります。
また、失敗して死亡したら、すぐチェックポイントに戻されますので、
リトライも超早い!
育成システムも存在しますが、
こちらは「攻略進捗」によって成長しますので、
自分でレベリングすることができない。
スキルの装備はテトリス風で、各スキルがブロックになり、
そのブロックを嵌めることで「装備」!
思わずの所でミニゲームですね(;'∀')
収集要素もありますが、
装備効果がある物はありません・・・
まさに「収集」だけの要素になります!
前も少し触れましたが、このゲームは敵味方問わず、
全て「一撃」で死にます。
主人公においては、例え弾に掠っただけでも死にます・・・
まさに令和時代のスペランカー(*´ω`*)
ギミック関連は落下はもちろん、
ダメージゾーンに少しでも触れたら即死
かのロックマンのデュンデュンデュンを彷彿させるほど・・・
敵も一撃で倒せて、爽快感を生み出すことは確かに可能ですが、
弾幕で来る上で、地形ギミックと相まって、
こっちの「ワンパン」の方がはるかに大変ですね(;´・ω・)
自分から見ると、本作は「アクション」より
「精密操作」を求めるギミック解除ゲームが正しいと思います。
確かに敵は存在していますが、全部一撃なので、
もはや環境と合わせて一つのギミックとなります。
クリアするにはそれを解除する正解パターンを探し出し、
かつ正確にこなす必要があります。
少しでもミスしたら「死」、やり直し!
(やり直しも早いですがw)
外見や画面こそ2020年代の物ですが、
中身は80年代のワンミスで死ぬゲームのそれと同じです。
(主人公の貧弱さもスペランカーなみ(;'∀'))
また、弾幕シューティングみたいにパターン構築する必要もあり。
内容的に悉くクラシックの「精密操作」ゲームに尽きます。
古き良き時代を思い出させるゲームでもあるかも?
・超高難易度
ジャンルを問わずなら、このゲームは恐らく近年最高難易度レベルでしょう
(クリア可能を前提に)
どんなに些細なミスでも死にますので、
死亡回数だけを見るとかなり恐ろしい・・・
ゲーム自体も死亡カウントをデフォルトに搭載しており、
クリアの時でみせますので、その意図が見え見えですね・・・
(自分の最高記録は500越え)
が、自分としては、
このゲームは今はやりの死にゲージャンルではないと思います
敵やギミックを研究し、自分なりの答えで攻略するのが死にゲーですが、
本作は攻略の「正解基本」が存在しており、
それを正しくこなすことを要求するゲームです。
今の時代の死にゲーというより、
前でお話しした、80年代の精密操作アクションに近いです。
でも、その難易度の高さは想像以上で
チャレンジ応えは十分にあると思いますよ(`・ω・´)b
値段のわりに、品質は実に( ・∀・)イイ!!
雰囲気ある画面構成、格好いい動き、高速アクション
どれも「スタイリッシュ」に仕上げています。熟練したプレイヤーでしたら、
まさしく華麗に「魅せる」ことがで来るのでしょう
(その前にとんでもない努力ですが)
この「スタイリッシュに動く夢」をエサに、
エグイステージを攻略させることが、
このゲームの本質でもありますね(;´∀`)
ステージごとの死亡回数が基本3桁(初見)の本作なので、
リトライ機能も良く作り上げています!
チェックポイントをこまめに配置し、死でボタンを押したら、
「直ぐ」やり直せます
そう、ローディングやフェードなど何もなく、「直ぐ」戻ります。
挙句ボタン一つでリトライできる機能もあり、
オンにすれば押すだけでリトライ:(;゙゚'ω゚'):
ミスして死を待てずにすぐリトライできるのも、
この機能の素晴らしさであります。
あまりにも早いので、ミスしてすぐリトライを繰り返すうちに、
「これもスタイリッシュなんじゃないの?」という錯覚が生じるほど・・・
ゲームの難易度はさておき、
リトライするときのストレスを最大限に減らすことは、
間違いなく評価できるポイントであります(`・ω・´)b
不足点
✖行き過ぎた難易度
個人としては、本作の難易度は少し、
行き過ぎたと思います。
精密操作をほぼ完璧に実行しないかぎり、
直ぐ死んでリトライになるのは、
リトライ云々というより、攻略自体がストレスになります
プレイヤーの相性もあり、精密操作が得意なプレイヤーなら問題ないですが、
全員が全員でそうじゃないのでまさしく「人を選びすぎる」ゲームであります。
クリア不可能のバランス崩壊には至らないが、
結構ギリギリな処まで(ここまでぎりぎりにする調整もすごい(;'∀'))
一つのエンカウントをクリアする度、
達成感より疲労の方が勝てる印象が強いと思います。
これも一つの不足点だと思います。
実は、このゲームは難易度の向上のために、
FP視点にする側面もありまして、
ゲーム性の成立の為に必要あるかもしれませんが・・・
折角格好いい動きなのに、一切見れない!!!!
オープンニングみたいな恰好いいシーンは、
決して拝めないことは何より残念です。
それに、FP視点なくても十分難しいので、
そこまで執着なくてもな~と思っております(゜-゜)
自分から見ると、視点変更機能があれば、
本作がより素晴らしくなると思います!
✖イベントの語り
これは、日本語版だからこその問題です。
本作のイベントは、特別なシーンがほぼなく、
「プレイの最中」で行います。
ま~基本会話イベントですが・・・もちろん英語です!!
訳する部分は字幕だけで、
このゲームをプレイするとき先ず読む余裕がない(゚Д゚)!
そして、文字の大きさも小さ目なので、
もっと読み辛くなります・・・
リアルタイムイベント+英語音声+このゲーム性
加えて小さい文字の字幕、
ストーリーの流れを把握することが難しくなります・・・
日本語版だからこその欠点であり、
残念より少し悲しい気持ちもありますね(´;ω;`)
補足:難易度について
全体的に崩壊までぎりぎり調整しておりますが、
ラストステージがつい崩壊のラインを超えました(-_-;)
でも、これはギミックの問題ではなく、
システムの基本仕様の調整不足によるものです。
「壁走りのフィードバックがない」という問題であり、
前はまだ見過ごせますが、
最終ステージで大きい問題になります。
練習で何とかなるとおもいますが、
細かい調整不足が存在することも事実です。
だから、強制FP視点ないってな・・・
お勧めできない人
ゲームとしての質は高いですが、超高難易度の精密操作を求めすぎるせいで、
極めて人を選ぶゲーム
本作に対する総合イメージとなります。
決して「面白くない」訳ではないですが、
醍醐味を味わう前の努力が長くて辛い・・・
よほど精密操作に自信があり、もしくはドM傾向ではない限り、
あまりお勧めできない一作でります。
誤解がないように繰り返しますが、ゲームとしての完成度は高いですよ(`・ω・´)b
まぁ~自慢やマウント取りとして最適なゲームかもね(;'∀')
(行為自体はお勧めしません)
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